「ガンダムオンライン」の事について、ちまちま書いてます。

茂野吾郎と甲斐孫六

ガンオンともガンダムとも関係のないお話。

漫画「MAJOR」の茂野吾郎と「なんと孫六」の甲斐孫六についてのお話。

 

 この二人の共通点は多い。野球選手である事は当然として…

・サウスポー

・豪腕投手

・野手でもやれるバッティングセンス

・10代でメジャー挑戦

などなど。

 

どちらが強い?なんて話は不毛なのでしないが、わりと共通点の多い二人を少し比較してみよう。

 

能力

どちらもハイレベルな投手で、選手としての能力は高い。吾郎君はメジャーでサイヤング賞を2度も受賞しているし、孫六ワールドシリーズでMVPを獲得する。メジャーでは共に先発とクローザーの両方を経験し、打撃でも活躍するシーンがある。

 

投球

どちらも速球が売りの投手。吾郎君はMAX103マイル(165キロ)のジャイロボール。孫六はスピードガンでは測定不能な(球が揺れているため)孫六ボール(130キロから160キロまでブレる)を最大の武器にしている。

お互い変化球はあまり使わず直球が主体だが、吾郎君はジャイロフォーク、またスランプ時代には、プロでは実戦レベルではないスライダーやカーブなどを投げている。孫六は完全に孫六ボール主体だが、一応チェンジアップなども投げられるようだ。

制球は共に素晴らしく、吾郎君はマイナー時代の猛特訓で抜群のコントロールを身につけている。孫六も初登場時から狙った所に孫六ボールを投げ込んでいる。

スタミナもどちらもタフだが、吾郎君は普通の登板しかしないのでなんとも言えない。孫六は中2日や先発5連投とか平気でするので、比較するのは難しい。

孫六は弱点として、孫六ボールを捕球する専用のキャッチャーが必要になる。孫六の制球は良いが、孫六を信頼してミットを構えていないと捕球できないらしい。孫六自身のバッティングは良いが、必然的に貧打のキャッチャーが打線に入ってしまう。小森、寿君、田代、キーンと強打のキャッチャーに恵まれた吾郎君との大きな差のひとつだろう。

 

打撃・走塁・守備

どちらも投手とは思えないほどハイレベルなバッティングセンスだ。吾郎君は肩を壊してメジャーを去っても、日本で野手転向して打撃で食っていける(送球には不安がある)

孫六はプロでも驚異のバッティングセンスを見せる。パ・リーグに入団したが、孫六の登板日はDHを廃し、打順も上位打線に入る。

走塁もどちらも投手とは思えない物がある。吾郎君は三盗をキメたシーンもあったし、孫六はランニングホームランを何度もキメている。どちらも投手だが、無茶な走塁が多い。

守備に関してもハイクラスだ。海堂のセレクションでは吾郎君は左投げながらもショートに入ったが、本職の泉に「俺よりも上手いのでは」と言わしめた。夢島での夜間外野ノックでも、打球音で落下点を聞き分ける特訓ですぐにコツを掴むなどセンスは高い。

孫六は野手として出場はしないが、折れたバットをキャッチする。投げられたバットを蹴返す。(自身を狙った)ピッチャー返しをキャッチするなど打球反応のが良い。また、あわやホームランという当たりを頭で止めて(!?)ピッチャーゴロに止めるシーンもあった。

 

経歴

二人共メジャーリーグに10代で挑戦するという挑戦者だが、入団までの経緯は大きく異なる。簡単におさらいしてみたい。

 

吾郎君

三船リトル入団→転校→博多リトル入団→三船東軟式野球部入部→海堂学園高校入部(セレクション)→転入→聖秀学院高校野球部入部→アナハイム・サーモンズ入団(トライアウト)→解雇→インディアナ・ホーネッツ傘下メンフィス・バッツ(AAA)入団

 

こうして見るとすごい経歴だ。高校ではドラフト候補に入りながら、ギブソンに早く近づくために単身渡米して、1年でAAAからメジャー昇格した事になる。

実際、メジャーに行くにはこれが最短ルートだったんだろう。ポスティングでメジャー挑戦するには日本のプロで何年か実績を残さなくてはいけないし、チームからも放出を認められなくてはいけない。FAを取得するのには何年もかかるし、これが本当に最短ルートだったはず。

 

孫六

浪城高校入学→退学→大阪ジョーズ入団→自由契約→アリゾナ・カウボーイズ(フォーシームではスコーピオンズ)入団

 

孫六は高1の時点で、問題を起こし高校を退学になる。が、プロやメジャーを巻き込んで、孫六のみ特例で16歳でドラフトの対象選手になる。12球団が甲斐孫六(16歳、無職)を指名。晴れて(かなりズルはしたが…)大阪ジョーズに入団。

その後、暴力団野球賭博関連の事件に巻き込まれ(これはまったくの濡れ衣だが)またトラブルを起こす。その後、無期限の出場停止処分をコミッショナーから科せられ、球界の名手シャイアンズを巻き込み自由契約を勝ち取る。本人は大阪ジョーズとの再契約を望んだが、一悶着あった後に単身渡米。アメリカを放浪し、親切球団のアリゾナ・カウボーイズと契約しメジャーリーガーとなる。

 

なんというか…無茶苦茶だな!

 

仲間、人間性

どちらも非常に仲間思いの選手だし、周りからも慕われている。特に吾郎君は仲間以外にも家族や友人(これはチームメイトなのだが)、それに後に結婚する清水などの支えも大きい。

孫六もなんだかんだ周りから慕われている。家族は登場しなかったが、ジョーズとの契約金は父親に上げたらしい(真偽は不明)女性関係では長淵の妹に惚れていたが、その後はなんともない。高校の理事長の孫娘涼子とも親密な関係になったのだが、話が進むにつれフェードアウト。

 

チームメイトに対する思いはどちらも強い。吾郎君は、特にアマ時代は仲間のためにケガをしているのに登板する事も。野球エリート校の海堂やプロでは、仲間にもプロフェッショナルを要求するが、自分が誘って野球を始めさせた仲間には夢を見させたという責任を感じている。自身の野球観から、プレーに対する指摘はあるが「やらずに諦めるな」「下手でもいいじゃないか」と、野球の楽しさを説いている。自身の子供にプレーの楽しさを伝えようとリハビリ期間中は無職を装い、活躍した姿を見せた。MAJOR2ndでも現役で、43歳を過ぎても台湾や南米でプレーしている。

 

孫六クレイジー破天荒性格から、仲間と騒動を起こす事が多い。高校も大阪中のワルが集まる不良校の浪城で、番長格のBIG3を倒し野球をさせている。プロでは一人で客を呼べるスター性から、オーナーから特別扱いを受けチームメイトから腫れ物扱いされるが、自分からつっかかって騒動を起こし、最終的には実力が認められている。メジャーでも仲間と衝突するが、孫六のプレーを認めチームメイトとも上手くやっている。

孫六は甲子園の決勝で気が抜け準優勝で終わっている。プロでもシーズン中に退団しているので、優勝のへの思いを語っているシーンがある。そこでチームメイトと一緒に優勝したいという思いが語られている。また、仲間が事件に巻き込まれると自分の野球人生を捨てでも助けに行く。その分バイオレンスな部分は過激だが、仲間意識は強い。プロでのチームメイトで同期の今さんが拉致された時は、罠と知りつつも敵地に乗り込み、相手を徹底的に叩きのめしている。この時、自分のせいで巻き込まれてしまった今さんに対して、自分側(アウトロー)のせいで巻き込んでしまったと孫六らしからぬ後悔を感じているシーンが印象的だ。

 

警察

こうしてみると二人の共通点は多いような気がする。行動の破天荒さでは孫六の方が上だが…。能力はスーパーロボットとリアルロボットを比べるようなものなので、比較にはならないが、決定的な違いがある部分も。

 

吾郎君は渡米時に置き引きにあい、禁止されているヒッチハイクをしようとして警察に止められた。多分、これがMAJORで唯一警察が出てきたシーンだった気がする。

孫六は高校時代に他校との抗争で警察にしょっぴかれそうになる。また、日米野球後に抗争が激化してくると、相手を半殺しにして警察に逮捕される(実刑はつかなかったが高校野球永久追放)プロでも暴力団にハメられそうになり、前述の事件をおこして逮捕。この時は殺人未遂だった。これも無罪を勝ち取るが、今度は無期限の出場停止。この後に自由契約を勝ち取りメジャー挑戦へ。この時にアメリカで暴れて逮捕…。何度も警察のお世話になっている。

 

どちらも実に少年漫画の主人公のような(主人公だけど)選手で、孫六もクレイジーな部分(いきなり灯油を撒いて相手を火の中に閉じ込めたり)以外は、播磨灘や逢坂に比べると少年らしい。吾郎君は時間が経過してく毎に成長していって、マイナー時代には精神年齢は清水と逆転してた…と思う。それに比べると孫六は17歳だし、多少の蛮行も致し方なし(クレーン車で動けない相手に突撃したり)かもしれない。フォーシームに登場した時は態度の悪さは健在だったが、そうそう事件は起こしてないだろう。きっと成長しているはずだ。多分。